第5.5回読書会blue開催レポート

初対面の方とも本を通じて深い話ができてしまう、
これが読書会の魅力です

 

~あなたの読書をさらに豊かに~
読書会blueの新井です。

 

平成29年7月12日(水曜日)19:00~
富山市内にある紅茶専門店「ローズウッド」さんにて読書会blue第5.5回「アルジャーノンに花束を」開催しました。

今回は初の食事付きの読書会です

「土日以外の日にも読書会をしてほしい」

という要望を受けて平日開催となりました。

 

課題本は前回(第5回)に続き

ダニエル・キイス著「アルジャーノンに花束を」

本は一緒でも語らうメンバーが変わると

視点も話題も変わるので

毎回楽しむことができます

 

各自注文と自己紹介を終えてから

読書会に入ります

読書会blueでは毎回課題本に関する小話を

お話ししています

小話の内容についてはこちら

(近日公開予定もうちょいお待ちを(^^;)

 

今回は料理と紅茶が来るまでの間に

お話させていただきました。


前回(第5回)同じ資料を使いました

 

会食をしながら和やかな雰囲気で

読書会は進みます

 

前回(第5回)の読書会では

主人公:チャーリィに視点を置いて

話が展開していましたが、

今回は後に主人公の恋人となるアリスに

視点が集まりました

 

「ストーリ-に書かれていないところで

アリスは一人悩み、葛藤していたのではないか」

 

「彼女の目線は保護者でもあり、

恋人でもある」

 

いままでの“先生と生徒”から

“男と女”という関係になることへの戸惑い

知能が高くなるにつれての葛藤

チャーリィに寄り添うという答えは

彼女が悩み抜いた上で出した結論だと思います

 

チャーリィについても

参加者自身の経験や体験談を交えて

話が展開しました

こちらでも障害者についての話題は

ちらほら出てきましたね

 

「誰かの為に自分が役立つのであれば

それで充分と思えるチャーリィは優しい。

そして純粋」

 

「知能の高くなったチャーリィは

上から目線でプライドが高い。しかし、

そのなかでどうしたら人を喜ばせられるか

考えている」

 

もしチャーリィが自分の手術のことを

誰かに話していたら、

パン屋の人達もバカにする態度で

接していなかったとしたら、

彼は幸せになれたのかもしれません

 

初対面の方とも本を通じて

深く話すことができてしまうのが

読書会の持つ魅力です

 

美味しい食事と紅茶とともに

普段の読書会blueとは一味違った、

お腹も心も満足する時間でした

参加者の皆様、

会場となりましたローズウッド様、

ありがとうございました!

今後も要望あれば続けたいと思います。

 

 

次回は8月26日(土曜日)9:30~
課題本は三島由紀夫の「潮騒」です。
詳しい案内はこちらhttps://dokusho-toyama.blue/2017/06/29/shiosai/
皆様の参加をお待ちしています。

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