第2回読書会blue開催レポート
2016年12月24日(土曜日)9:30~
高志の国文学館にて
第2回読書会blueを行いました。
課題本は
ディケンズ著「クリスマス・キャロル」
ISBN:978-4102030097
クリスマス・イヴの夜から話が始まるので
この日に開催できたことは
うれしく思います。
主催者より挨拶と
それぞれ自己紹介を済ませたところで
読書会に入ります。
今回はクリスマスということで、
クリスマスの由来や
「クリスマス・キャロル」の舞台となる
イギリスの当時のクリスマスについても
話をさせていただきました。
好評いただいたので、
ブログ記事にまとめる予定です。
知っておくとさらにクリスマスと
クリスマス・キャロルが楽しめること
間違いなし!!近日中にアップします。
共通のイメージが湧いたところで、
読んで感じたことを話し合います。
参加者から多く聞かれたのが、
ストーリー全体に深みがあるということ。
1つ1つの超体験はスクルージと
読者を深く、深く考えさせます。
イギリスのクリスマスが舞台
ということで、
ストーリー全体にキリスト教が
絡んでいることもポイントです。
(これは参加者の方から聞いて私も驚いた点です)
キリスト教について詳しく知っていると
新たな視点でクリスマス・キャロルを
見ることができると思います。
ケチで冷酷で云々なスクルージにも
クリスマスを楽しむ権利はあるのです。
スクルージの良さを知っている人は、
改心するのを待っていたのかもしれません。
将来に向かって私たちは何ができるのか。
著者はクリスマスを
「自分が変わるきっかけ」にして欲しいと
思っていたのかもしれませんね。
参加いただいた皆様、
ありがとうございました。
次回は2017年3月4日9:30~
課題本は川端康成の名作「雪国」です。
皆様の参加をお待ちしています。