読書会blue第1回「老人と海」開催レポート
- 2016年10月22日(土曜日)
第1回読書会blueを高志の国文学館で
開催しました。
課題本はヘミングウェイの代表作
「老人と海」です。
ヘミングウェイはアメリカ人ですが、人生の1/3をキューバで過ごしています。
舞台となったキューバのコヒマル漁港から自分の舟で趣味の釣りにでかけていたようです。
その経験から温めた小説だと言われています。
キューバは過去にスペインの植民地となっていたことから、小説の中にも時折スペイン語が出てきます。
開始時間になると、始めるにあたって主催者よりルールの説明を行いました。
①プライバシーを詮索しない
②人の意見を尊重する(否定しない)
このルールがあることで、課題本で感じたことを否定することなく、思い思いの発言ができるのです。
あらすじを追いながらそれぞれ感想を述べていきます。
・あえて大物を狙っていたからこそ不漁だったのではないか。
・小舟に食料も水もほとんどない状況で4日間ひとりで漂流する老人の真似はできない。
・カジキマグロがいなければ老人は鮫に襲われて還らぬ人になっていたのでは。
それぞれの感じたことを聞いていると、
いろいろな見方があることに気付かされます。
話は老人の人物像にも触れます。
・老人って寡黙。友達がいなさそう。
・老人は不器用な人ではないか。
・この当時でも老人のようなスタイルの漁をしている人は他にいなかったのでは。少年はそんなところから老人へ憧れを持ったのでは。
初対面の人同士でも、
1冊の本でそれぞれの思いを語り合えるのが
読書会の良いところです。
名作として何十年も読み継がれる本は古さを感じさせませんね。
参加者の皆さん、ありがとうございました!!
次回の開催案内はこちら→http://erina-a.xyz/2016/10/27/event-christmas-carol/
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